スマートデバイスEC市場の拡大は「高齢者」に期待!?
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最終更新日:2014/12/11
WEBマーケティング, 端末, 販促
スマートデバイスの普及に沿って、ECサイトを運営している企業は今後スマートデバイスを意識したサイト作りが一つのテーマになると考えられます。
ここでは、スマートデバイスに絞り込んで実際のEC市場はどの程度あるのか、顧客セグメントとしてはどのセグメントに有効なのかについて、考えてみます。
BtoC市場規模:9.5兆円。内スマホは約1兆円
経済産業省が行う平成24年度電子商取引に関する市場調査によると、2012年度の国内BtoC市場の規模は約9.5兆円。
矢野経済研究所が発表したスマートフォン・コマース市場に関する調査結果 2013によると、2012年のスマホEC市場は8450億円。
2014年度にはスマホ経由でのEC市場は2兆円に達するという推計が出ています。
タブレットの普及により比率はさらに上がる!
そもそも、PC自体の普及率自体はこれからさほど上がるとは思えませんんが、タブレットは直感的な操作性故に、若者はもちろんのこと今後高齢者に対する普及が進んでくると思われます。
高齢者。
いわゆるデジタルデバイドの層ですが、2011年に総務省が調査した、高齢者が望む今後のインターネット関連における要望として多かった回答として、
・使い勝手の良い端末の開発
が挙げられています。
電源の起動もなく、画面だけで構成されたタブレットは、正に高齢者にとって使い勝手の良い端末になってくると考えます
そう考えると、例えば「自社は高齢者をターゲットとした商品を扱っているからECの重要度は低い」と考えている企業こそ、スマートデバイスを意識したECサイトを検討する価値が高くなるのではないでしょうか
何故なら自社が「ターゲットが高齢者故にECサイトの重要度は低い」と考えているのであれば、競合他社も同様の考えのはずですから、自社がそこに力を入れるとするならば、そこはブルーオーシャンに近いチャネルかも知れないからです。
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