翻訳アプリで外国人労働者とのコミュニケーションを活性化!

公開日: : 最終更新日:2013/12/22 企業でのモバイル活用事例, 使えるアプリ紹介 , , ,

工場の業務管理向けにタブレットを導入しようという話があり、先日クライアント先に行ってきたのですが、「翻訳アプリ」という思わぬタブレットの活用方法があったので記載しておきます。

研修生の中国人と会話がしたい!

元々は、製造ラインの各島にタブレットを1台ずつ設置し、当日と近い将来の製造予定品をタブレット上で閲覧するという工程管理向けにタブレットの導入プロジェクトを進めていたのですが、あるとき社長と会話しているなかで、

「中国人の研修生と会話が出来なくて。通訳とか入れると幾らくらい掛かるのかなぁ?」

という相談を受けたことがきっかけでした。

色々話を聞いていると、中国人研修生と話したいことは、今日明日の予定(休憩は何時からだよ、とか明日は何時に来いよ、とか明日は休みだぞとか・・・)くらいのようで、簡単なコミュニケーション程度のようでした。

外国語というと英語と考えがちだけど

どうも一般的には外国語=英語と思いがちで、英語なら何とか・・・、と考えてしまいますが、工場なんか
で働いている外国人って、英語圏ではない人も多くいるということに、改めて気づいた次第です。

google翻訳を使えば即解決!

これについてはgoogle翻訳を使ってしまえば一発解決です。google翻訳は、iOS,Android共に無料で提供されているので、お手軽にダウンロードできます。

外国人労働者に求めるものは「日本語能力」

少し古いデータですが、内閣府大臣官房政府広報室が行った「外国人労働者の受入れに関する世論調査」では、
外国人労働者を受け入れるにあたって、外国人労働者に求めるものとして何が一番重要かと思うかと聞いたところ
「日本語能力」と答えた者の割合が35.2%、「日本文化に対する理解」が32.7%、「専門的な技術、技能、知識」が
19.7%となっています。

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出所:平成16年『外国人労働者の受入れに関する世論調査』内閣府

このように、日本企業が求めるものは、技術的な側面ではなく、文化含むコミュニケーションを重視するという側面のほうにより強い意識があるようです。
そのようななか、特に中小企業で外国人労働者を受け入れる企業にとっては、外国人(特に英語圏以外)とコミュニケーションする方法がなかったのが現状で、僕が話を受けた企業でも、非常に困っている様子でしたが、翻訳アプリを利用することにより、基本的なコミュニケーションが出来たことは大きな課題解決でした。

外国人労働者とのコミュニケーションに困っている企業には是非お勧めしたいアプリですね。

 

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